CCZ – Warrior(勇士) この価格帯で複合BAドライバ搭載!3BA+DD構成のイヤフォン

皆さんこんにちは!

でぃすこです!

さて、今回試していくイヤフォンは以前にもEmerald(翡翠)をレビューした、CCZさんというメーカーのWarrior(勇士)というイヤフォンになります。前回のEmeraldはかなり重低音が効いたBA+DDハイブリッドドライバ構成のイヤフォンだったのですが、今回はなんと私の実購入価格だと5432円の15%オフクーポンがついて、約4600円という価格で、3BA+DDという4ドライバのハイブリッドイヤフォンが変えてしまうこれまた鬼のようなコストパフォーマンスを発揮しているイヤフォンですね。

ドライバの詳しい構成はこの後語るとして、今までシングルDD、1BA+1DDは聴いたことがあったのですが、それ以上のハイブリッドドライバが初めてなのでチョー楽しみ!

では早速ですが基本仕様と内部構造を見ていきましょう!

基本仕様

まずはメーカーサイトや商品ページから読み取れる基本仕様を掲載していきます

・今回の購入価格:4600円(5432円に15%オフクーポン付き)

・リケーブル可能?:YES

・本体材質:樹脂

・ドライバ:10mm二重磁気DD+1中域BA+2高域複合BA(合計1DD+3BA)

・感度: 108 ± 2dB

・インピーダンス:18±2Ω

・実効周波数応答: 20Hz-20kHz

さて、メーカー商品ページより読み取れる基本的なスペックは以上になるのですが、今回は4ドライバの複合型ドライバを搭載しているということで、少し長くなってしまいますが、私の学習のためにもどんなドライバ構成になっているのか、
内部構造のイラストが公開されていたので紹介文章と合わせて確認してきましょう。

まずメーカーサイトで公開されていた断面図はこのような感じ

金色のドラム型の部分がDDドライバであることは間違えないので、シルバーの筒形のパーツがそれぞれ高域、中域を担っているBAドライバでしょう。

メーカー説明通りであるなら、

このような構成になっているようですね。
耳から最も近いノズル部分には2連の複合型高域用BAドライバ、DDドライバの下部に中域用のBAドライバという配置ですね。
となると、音としては一番近い位置で高音がきれいに聞こえるような感じになるんでしょうか。

そもそも調べた限り複数のBAドライバを複合して使うことのメリットとしては
・周波数帯域の分割
各BAドライバは設計上それぞれ得意とする再生周波数があり、複数組み合わせることでそれぞれが不足周波数をカバーするような形で全体域にわたって幅広い再現力を出すことができるそうです。

・フィルタ回路(クロスオーバー回路?)による周波数の調整
次にRCフィルタなどで構成されるクロスオーバー回路を搭載することで、そもそも各BAドライバに到達する音声信号の周波数を絞り込むことができるので、それぞれのBAドライバに対して最適な音声信号の割り当てができるとのこと。

・豊かな音場再現と立体感の演出
今回の複合ドライバもそうですが、配置やそれぞれの音の強さなどを細かく調整することによって音に奥行き感や優先順位、立体感を出すことができるというメリットもあるようです

というようなメリットがあるようです。
まさに複数の楽器が演奏をしているコンサートのような状況を複合BAドライバが再現しているといってもいいかもしれませんね。
せっかく知識を調べたので、今回は聴くうえでこの辺を意識してみようかなと思います。

製品内容

すみません、あまりにも長く基本仕様の項目で書きすぎましたね。ここからは製品の付属品やパッケージなどを見ていきます。

私は今回金色ではなくブルータイプを購入しました。
以前の記事でも書いたかと思いますが個人的にブルーがかなり好きな色なんですよ!

パッケージは中華イヤフォンとしてはそこそこのお値段の5000円前後ではありますが、特別何かが凝ってるとかはなさそう。
まあ私はタイプ的に梱包にお金を使うなら開発やクオリティに使ってほしい派なのでこれはこれで全然OK!

内容物です。シンプルですね~。
本体、付属ケーブル、替えのイヤーピースがS/M/Lという感じですな。

ただ、さすがにこれ使用済みってことはないと思うんですが、最初からついていたMサイズのイヤーピース

あの…先に言っておきますけど私が装着して耳のごみがついたとかじゃないっすよ…
なんか白いホコリみたいなのが大量に付着してて気持ち悪かったんで、まあどうせ私の耳はLサイズだし、
速攻でLサイズに付け替えました。

本体の品質自体は良さげなのに細かいところで印象を下げるのはもったいない…

改めてこれはホコリなのでご安心を…(何が安心なのかは知りませんが)

外側の樹脂ボディのつくりは普通って感じですね。すっごい高品質って感じもしないですが、以前のEmeraldみたいに本体樹脂に気泡が入っちゃってるってことはないです。

スケルトンボディの中を見るとメーカーページで公開されていたドライバ構成がうっすらと見えますね。

あとはこれ前回のEmeraldですごくいいところだったんで今回のWarriorにも引き継がれててうれしいんですが、
耳にフィットするような形状で樹脂が内側についてるんですよ。

これ長時間の装着でも耳が痛くなりにくいのに加えて、運動時などにもフィット感が向上するのですごくいいですよ。

ということで、いったん内容物はこの辺にしてここからは実際に聞いた感想にいきます。

 

実際に聞いてみる

ということで実際に試してみた感想になるのですが、やはり同じメーカーさんですね。
以前にレビューしたCCZ – Emerald同様に低音がすごい。
これはドンシャリだ!

と言いたいんですが、聞いてると、ん?そんなにシャリがあるかな?

という感じがしてきました。

ドンとくる低音は確かに太さがあってベースラインなどがすごくよく聞こえるんですが、これは良くも悪くもかもしれませんが高音の尖りをそこまで感じないんですよね。

中音域はすごくきれいだと思います。テナーサックスなどの音は一聴の価値ありだと思うんですが、高音向けに2BAドライバ搭載っていうくらいだったんで、どんだけきれいに高音が出てくるかと思ったらまあ、ふつう?かな?みたいな感じですね。
(2高音向け複合2BAといううたい文句から期待しすぎてただけかも…)

まあ低音はとにかくズンズン来ますし、それに伴って中音域にいる楽器隊もすごくきれいで音圧もあるように聞こえます。

ただドンシャリがすごい!と表現するにはいささかシャリ(高音)部分がほかの音域に比べてマイルド?って感じっすかね。

(悪く言えばこもったような音とも言えますかね…)

お店でジャズを聴きに行ったらドラムとサックスが前にいるのにトランペットはちょっと後ろにいるみたいなそんな感じを受けました。
あと逆にガンガントランペットばっかり聞こえるような曲を聞くと少し高音に割れたような印象も受けます。

もう率直に言いますが、お値段が安いEmeraldのほうが音は好みかな。あっちのほうがとがってて唯一無二なイヤフォンって感じがします。

まあたぶん、私の言いたいことはジャズを聴く方でしたらこの機種でアートブレイキーのモーニンあたりを聞いてもらうとわかるかなと。

まあでも音質が悪いってことはないので、使い方次第…なのかな?

独断と偏見で選ぶこのイヤフォンでの1曲

ということで上記でもふれたようにとりあえずモーニンを聞いてみてもらうとわかるかなと。
トランペットの音が今一つつぶれたような感じ?

ただ低音~中音にかけてはきれいに聞こえるんですよね~。
もっと別で活かせる音楽ジャンルがあるのかもしれませんが、私は普段ジャズを聴く頻度が一番高いのでこの評価にさせてくださいませ。

m(_ _)m

筆者
でぃすこ

動画投稿開始:2019年2月 趣味:秋葉原探索

編集環境:Aviutl+YMM3