CCZ – Emerald(翡翠) 迫力の重低音が魅力の1BA+1DDハイブリッドドライバ搭載
皆さんこんにちは!
でぃすこです。
さて、今回紹介していくイヤフォンはCCZさんから発売されているEmerald(翡翠)というイヤフォンを試していこうと思います!
前回がダイナミックドライバのイヤフォンだったので、今回は安価に購入できるBA+DD、いわゆるハイブリッド型のイヤフォンのレビューになります。
そして驚異的なのはそのお値段。私が購入したタイミングですが、
なんと2790円にさらに30%オフクーポン。実質2000円弱という金額で買えてしまいました。
ハイブリッドドライバ搭載でリケーブルまでできる製品がこの価格で買えるとは、
中華イヤフォンメーカーの価格設定おそるべし…
ってことで、今回はこちらの超コスパを実現してくれそうなイヤフォンをレビューしていきますぜ!
基本仕様
まずはメーカーサイトや商品ページから読み取れる基本仕様を掲載していきます
・今回の購入価格:1,953円
・リケーブル可能?:YES
・本体材質:樹脂+アルミ合金フェースプレート
・ドライバ:10mm二重磁気DD+1BA
・感度: 110±2dB
・インピーダンス:16±2Ω
・再生可能範囲:10Hz-35kHz (IEC61094, Free Field)
・実効周波数応答: 20Hz-20kHz
製品内容
まず梱包ですが、実際の価格である2000円弱という印象からくるチープさを感じさせないような箱ですね。
箱内部の衝撃吸収材の量も申し分ないですし、私からすると十分な梱包という感じ。
で実際の内容物を並べてみると
本体、初期付属のケーブル、イヤーピース3セット、説明書という感じでした。
ちなみにかんっぜんに余談ですが、私は耳がでかいのか何なのか知りませんが大サイズのイヤーピースしかまともに使えないのですが、このイヤフォンに付属してきた大サイズのサイズ感がマジでちょうどよくて気に入ってます。
で、これが本体なんですが、まずカラーが結構いいですよね。
個人的に青系の色が好きなんでこの水色っぽい清涼感あるカラーはすごくいい。
あとはまあ当然といえば当然なんですが、この価格で内部にちゃんとBA+DDの機構が入ってるのがすげえなぁと…
ただ、ほんとに重箱の隅をつつくようなことを言うと、外部から見えるフェースプレートは非常にきれいに
仕上がっているのですが、内側の樹脂部分には樹脂に若干気泡などが混ざっている部分が散見されました。
とはいえ、耳に当たる部分はつるつるに研磨されているので問題ないですけどね。
あとは特徴的なのが内側の水色のパーツ。
製品ページの画像から引用してきました。
このパーツはパテント耳ウイングっていう名前がついてるみたいなんですが、
これが耳との支柱替わりになって長時間の装着でも疲れない、ぐらぐらしない快適な付け心地なんだとか。
ちなみにもう感想を言っちゃいますが、確かに数時間つけても耳の負担はすごく少なく感じましたね。
確かに効果としては結構あるんじゃないかと思います。
ただ、この部分にシリコンというかゴムパーツを使うと長期使用で加水分解とかしそうなのがちょっと気になるかな…?
まあ、値段が値段なんでパーツが加水分解してきたらそろそろ買い替えてねって話かもしれませんが。
実際に聞いてみる
今回も前回と同じ、私愛用のポータブルプレイヤー、AREAさんのKyo-Onesを利用して1週間ほど聞いてみました。
まず感想としてですが、とにかくドンシャリ感強め。
そりゃそうだ販売ページでも重低音を唄ってるんですもん。
ただ、ドンシャリ過ぎて中音域がつぶれているかというと、意外とそんなこともなくバランスよく仕上がってるような感じも受けます。
よくドンシャリしすぎてボーカルの声とか、中~高音周辺の弦楽器の音がつぶれちゃってるようなイヤフォンってあるじゃないですか、
あれとは全く違う印象で、ドンシャリではあるんですが、中音域~高音域の楽器の音の判別も割とちゃんとできるような感じ。
とはいえ、ハードロックヘビーメタルとかを聞くにはひっじょーに迫力が出ていいんですが、
EDMとかテクノ系の音楽で低音強めなのを聞くと、私にはちょっと低音強すぎ感がありました。
でまあ今回も一通り音楽ジャンルを通して聞いていたんですが、これはあくまで私の聞いてる曲との相性がたまたまよかった。
ってのもあったのかもしれませんが、ジャズとの相性がすっごくよく感じました。
低音強めな設計のおかげでコントラバスの低音を持ち上げてくれるし、中~高音もかなりきれいに出るんでペットやサックス、
ピアノの音もしっかり聞こえる。
個人的に実は吹奏楽部でサックスをやっていたこともあって、ロリンズ、コルトレーンの有名なアルバム達はしょっちゅう聞いてるんですが、どれもちょー楽しい音。
あとはそもそもベース主体となったようなアルバム、例えばミンガス、ロンカーターとかの曲のほうが、しっかりと「らしさ」を感じられていいかも?
というか今記事を書きながらもう一回聞いてて思いましたが、もしかしてウッドベースとの相性がすごくいいのかな?
という感じでした。
まあ個人的にはジャズ視聴の専用機にしちゃってもいいくらいでしたね。
購入された方はぜひジャスのご視聴を試してみてください!
独断と偏見で選ぶこのイヤフォンでの1曲
上記でふれたとおり今回のこのイヤフォンは私の中ではジャズ専用機といってもいい位置づけなので、
特に気に入った一曲ということでロリンズもハンコックもロンカーターも一緒に楽しめる、
アルバムSonny Rollins & Co 1964から Now’s The Time (Take 3)をおすすめしようかなと思います。