秋月のOPアンプ式ヘッドフォンアンプを改造して250Ωくらいまでのヘッドフォンを鳴らせるようにしつつオペアンプ検証用アンプとしても楽しむ。
画像は秋月電子の商品ページへのリンクになっています
みなさんこんにちは!
でぃすこです!
さて、今まで私は自作アンプは基本的に真空管を中心にいろいろ試していたわけなんですが、そろそろ本格的にオペアンプを利用した
ヘッドフォンアンプにも挑戦していきたいなということで、いろいろ調べていたんですが、
マー便利な世の中というか、秋月電子様様というか、秋月電子さんに基本のキ!みたいな回路構成をしたOPアンプ式のヘッドフォンアンプキットが売っているじゃないですか。
ただ、秋月のサイトで公開されているこのキットの説明PDFを見るとわかるんですが
OPアンプの増幅度を決めるR4、R5抵抗が左右チャンネルとも47k/10kってことで、ゲインが5.7倍になってるんですよね。
ぶっちゃけ普通のイヤフォン、ヘッドフォンならまずこの増幅率で問題ないと思うんですが、私は今回手持ちの中でも最もインピーダンスが大きい、
ベイヤーさんから出ているDT880PRO
を鳴らすことのできるアンプがほしいな~と思っておりまして、もうちょっとだけゲインを稼いでおきたかったので、
今回は左右チャンネルともに100k/10kで11倍の増幅率にしておきました。
(さすがに20倍とかはいらないかなと)
ということで完成したのがこちら!
あえてケース内に入れない!という選択肢をとってみました( ´∀` )
てのもOPアンプを転がして遊ぶようのアンプでもあるので内部にしまっちゃうとOPアンプ転がしがめんどくさくなっちゃうからですね。
電源に関しては内部で抵抗分圧によって正負電源を作り出しているので、あまり低い電圧ですとクリップが発生してしまう可能性もあると思って、
今回はフリーになったケース内に006P(9Vの角形電池)を入れて電池駆動にすることにしました。
ノイズフィルタ回路とか積まなくていいから楽ですよね。
ちなみに交換対象のOPアンプですが
同じく秋月さんのこのキットのPDFから引用させていただきましたが
画像はPDFへのリンクになっています。
交換可能なOPアンプはかなりたくさんあります。
私はたまたま家にYahaアンプキットを作ったときにボルテージフォロワで使えるオペアンプとしていくつか持っていたりしたので、今回は
付属の4580DD、5532DD、2114DD、072Dの4種類を比べました。
結果ですがうーん。。。私の耳はOPアンプの聴き比べができるほど高級なものではなかったようです
(゚∀゚)アヒャヒャ
ただ072DはJFETでおもしろいよな~ってことで、しばらく072Dを使ってメインで運用しようかと。
そうそう、わざわざ抵抗値を変えてゲインを変更したわけですが、おかげで250Ωのヘッドフォンでも問題ない音量を出せるようになりました。
ただ、このキットのネックが
左右の入力ボリュームが独立してるんすよね、、、
微妙に音量が合わなくてちょい不便。
これ普通に外部に2連ボリュームつけて制御しちゃうほうが圧倒的にいいっすね。
この改造もそのうち施そうと思っております。
ただ、やっぱOPアンプすごい。こんな低電力でこんなに増幅ができるんだから。
そりゃ真空管の時代も終わりを迎えるわけだよなぁって思います。
今後はOPアンプ式のヘッドフォンアンプとかも自作していきたいっすね~!