KiwiEars – Cadenza とても5000円台とは思えない完成度!ベリリウム振動版搭載で超おすすめなシングルDDイヤフォン!
皆さんこんにちは!
でぃすこです!
さて、今回試していくイヤフォンはKiwi Earsというメーカーさんから発売されているCadenzaになります!
特徴としては、5000円台という価格ならが非常に高い本体の品質と、やはり10mmのベリリウム振動版を搭載したダイナミックドライバーでしょう。
以前の記事でも何度か触れていますが、個人的に音のまとまりでいうと今のところBA+DDよりもDDのほうが好みの機種が多いので、今回もかなり期待して到着を待ってました!
当然BA+DDのイヤフォンも高級機種を使えば評価は全く変わってくると思うので、いずれは1万円に迫るような複合ドライバイヤフォンも試したいと思いますが、
今回はDDシングルを楽しみたいと思います!
ではまずは基本スペックから見ていきます!
基本仕様
まずはメーカーサイトや商品ページから読み取れる基本仕様を掲載していきます
・今回の購入価格:5,148円(5720円に10%オフクーポン使用)
・リケーブル可能?:YES
・本体材質:ホスピタルグレード樹脂
・ドライバ:10mmベリリウムダイナミックドライバ
・感度: 110dB SPL/mW@1KHz
・インピーダンス:32Ω
・周波数範囲: 20Hz-20KHz
前評判としてはとても5000円台とは思えない製品クオリティに、やはりベリリウムダイナミックドライバの繊細かつ大胆な音は一聴の価値あり。
とのことでしたので、これはDD好きの私としては試さざるを得ないですね!
ちなみに公式サイトに載っていた調整周波数の表を見ると、縦軸が明記されていないので詳細なチューニングは不明ですが、
中域が若干へこまされたドンシャリなサウンドに仕上がっているようですが、そこまでドンシャリ感がないフラットな音だ、
という声も結構見かけましたので実際に聞いて確かめたいところですね。
あとはカラー展開としてはレッド・ブルー・グリーンの3色展開をされているようですね。
私はこういう柄の名前とかがからっきしなのですが、べっ甲柄というんでしょうか。黒をベースとした樹脂に波打つような塗料が使われた高級感あるデザイン。
私の手元に届いた個体の塗料の模様が商品ページとは全然違っているので、模様はランダム性があるっぽい感じがしますね。
いずれ記事で詳しく触れたいとは思うのですが、振動版ごとの違いや特徴なんかもいつかリサーチしたいと思っております。
ではここからは開封に行ってみます
製品内容
箱はこのような感じで、一番上に化粧箱、その下にシンプルな内箱が入っている感じでした。
見ていただいてわかるように私の個体は少しとがったような模様が乗っているようなデザインでした。
内容物はかなり豪華というか、時にイヤーピースの数がすごいのですが、イヤーピースが白、赤、黒三食それぞれに6つずつ入っているので、
好みのイヤーピースを選べるよ。という感じだと思います。
私はシンプルな黒の一番大きいLサイズを付けたんですが、音には関係ないレビューで申し訳ないのですが、なんかイヤーピースの袋を開けたら本体から
墨汁みたいなにおいがしてあまりいい香りではないなと感じました。
余談ですみません。
あとはケーブルも金属パーツを多く利用されている非常に高級感があるものですね。
本体のデザインはかなり好み。
エッジが取れた丸みのあるデザインで全体的に統一されており、
私が選んだ青のカラーも光沢感があって相当いいですね。
確かにデザイン、製品品質の時点ですでに2000円台のイヤフォンとは一線を引けるようなクオリティではあると思います。
ただ問題は音。
どんな音がするのか実際に聞いてみます。
実際に聞いてみた
ということで実際に聞いてみたんですが、今回は久々にコルトレーンでも聴こうかな、と思って一曲目を流した瞬間に…
( ゚д゚)ポカーン
って感じ。え?DDドライバってこんなにきれいな高音出せるものなの?
というか、全然ドンシャリじゃないし、どちらかというときれいな高音と低音が前に出て聞こえる。という感じ。
ズンズンキンキン来るような感じの音ではなく、あくまで抜けの良い低音高音って感じですね。
確かにミドルは少し削られているのかな?と感じるような部分はありますが、それが極端に感じるほどではなく、
バランスとしてはかなりいいイヤフォンであるといえると思います。
さすがにBAシングルの、例えばエティモティックリサーチのようなフラットさ、再現性を求めると少し違う可能性はありますが、DDの持つ音圧や迫力で音楽を楽しむ。
という観点で見ると私はこのイヤフォン、今までレビューしてきた中で一番好きな音だといえます。
ジャズ、JPOP、クラシック、ハードロック、あと最近ニューエイジ系の曲もまたよく聞くようになったのですが、
どれもバランスよく聞くことができるといいますか、万能機に近いといってもいいのではないかと思います。
特に個人的には弦楽器系の音がすごくいいなと思いました。
これがベリリウム振動版の力か…!
ということで最後に毎度恒例
独断と偏見で選ぶこのイヤフォンでの1曲
ということで、今回は私が好きなヴァイオリンアーティスト、ジャンリュックポンティから一曲選ばせていただきます。
実は私幼少期に10年ほどヴァイオリンを習っていたのですが、当時クラシックのイメージが強かったヴァイオリンをアクティブな音楽として演奏していたジャンリュックポンティには強い影響を受けたのを覚えています。
そんなジャンリュックポンティの曲の中から、彼を知るきっかけになった一曲
「New Country」
をおすすめしておこうと思います。