KZ – ZST X 空間味を強く感じる高音もきれいなドンシャリ系 1BA+DD構成のイヤフォン

みなさんこんにちは!

でぃすこです!

さて、今回はうわさはかねがね聞いていたコスパイヤフォンメーカー、KZさんのイヤフォンを初めて試してみるということで、
最初にZST-Xという機種を選んでみました。

選んだ理由はずばり金額!私が購入したタイミングだとAmazonで2280円!なんと2000円台前半という価格!
中華イヤフォンメーカー全般に言えることですが、3000円切った価格でBA+DDドライバ搭載機を当たり前のように作ってくるのは本当にすごいですよね。
Amazon取り扱いのカラバリは2種類っぽいですね。(Aliexpressには黒も売ってた)

公式の名称だとシアンとパープルとなってましたが、写真だと緑のほうシアンというには少し緑すぎ?
青系の色が好きな私はシアンというからにはもう少し青っぽい色を期待して購入したんですが、届いたら思ったより深い青に近い色でした。

ってことで、前置きはこの辺にして早速ですがまずは基本仕様から確認していきましょう

 

基本仕様

まずはメーカーサイトや商品ページから読み取れる基本仕様を掲載していきます

・今回の購入価格:2,280円

・リケーブル可能?:YES

・本体材質:樹脂

・ドライバ:10mm二重磁気DD+1BA(高域チューニングのようです)

・感度: 107dB

・インピーダンス:12Ω

・周波数: 20Hz-40kHz

値段が値段だからかもしれませんが、他メーカーに比べていまいち詳細な仕様が販売ページに記載されていない印象でした。
参考にしたメーカー画像

内部構造としてはシンプルな1BA+DD複合ドライバ構造みたいっすね。
耳に近いノズル部に高音域チューニングのBAドライバをいっこ、その後ろに10mmのダイナミックドライバが一個。
シンプルな構造がゆえに製品ごとの特徴もわかりやすそうな気がしますね。

内部構造

BAドライバは特に高音域をロスなく、優れた延性をもって再生できるようなことが書かれてますね。

まだ中華イヤフォンを6つくらいしか試したことない私の勝手なイメージからくる話になりますが、
5000円以下の中華性BA+DDイヤフォンはやっぱり近年の音楽トレンドに合わせてだと思いますが、
ドンシャリ型のチューニングに強く寄る傾向があると思います。

私もドンシャリ系サウンドは好きなほうではあると思うんですが、いかんせん高音の伸びや抜けにかける機種が多い印象。
主に低音を担当しているであろうダイナミックドライバは技術的にもBAより成熟していて口径を大きくすることである程度強い低音や音圧を再現することはできると思うんですが、やっぱりBAの部分でどう中域、高域を出すかが各社の腕の見せ所という感じがしますよね!

ドンシャリのシャリの部分もしっかり出してきてくれることを期待します!

では次は製品内容

 

製品内容

まず製品パッケージですが、白黒印刷の箱で届きました!価格が価格なのでパッケージにこだわれないのはしょうがない。
何度も言っているかもしれませんが、同じ値段払うならパッケージよりも内部構造にお金をかけてくれたほうがコスパオーディオとしてはうれしいっすからね!

次に内容物ですが、本体、付属ケーブル、イヤーピースS/M/L、説明書。というひじょーにシンプルな内容ですね!
まあこれで必要十分!むしろ私が思ったのは他メーカーに比べて標準付属のイヤーピースが結構装着感いいんすよね。

Lサイズを愛用してる私ですが、付け心地の良さは1万円台の価格帯のイヤフォンに匹敵しそうなくらいです。

冒頭でもふれましたが、まず本体カラーは商品ページで見るよりは深いブルーっぽいカラーでした。
本他の樹脂も特段作りが悪い印象はなく、価格以上の見た目といっていいんじゃないかなと思います。

透けて見える内部も、まあこのお値段なんですっごいクオリティが高いという感じではないですが、特に雑な配線という感じでもないですね。

では内容物などはこの辺にして実際に音を聞いていきたいと思います!

実際に聞いてみる


では実際に聞いていきます。いつも記事を見てくださっている方には耳タコかもしれませんが、
プレイヤーはずーーーーーっと使ってるAREAさんのKyo-Onesを使用します。
これもう絶版なんでそろそろ乗り換え先のプレイヤーをお安く見つけたいところなんですよね…

で、音の感想ですが、やっぱりまず目立つのは低音ですね。今回はドンシャリチューニングになってると聞いていたので、
試しにエレクトロやテクノポップを聞いてみようということでCapsuleの曲を久々に聞いてみました。

低音はたしかにズシッと来るんですが、しつこい感じじゃなく、むしろ心地いい感じ。

で、私が気に入ったのは中~高域の音!

さっきまさに言っていたのが、安価な1BA+DDは低音が押し寄せるような感じになって中~高音域が曇りがちというか、隠れがちになってしまう印象だったのですが、このイヤフォンはそれがかなりしっかりチューニングされてる感じ!

ボーカルも心地いいですし、別の音楽分野でハードロックやフュージョンを聞いてみたんですが、ドラムの細かい音もかなりきれいに聞こえる印象でした!

超ドンシャリだから聞く分野を選ぶかな?と思っていたんですが、この様子だと意外とどんな分野でも楽しく聞けるような感じ!

低域から高域までしつこくない音というか、パキッとなってる感じ。
こういうのを抜けがいいっていうんですかね?

低音が前面に出てきているのは間違えないですが、ちゃんと奥行き感のある高音も聞こえるのは非常に好印象でした!

おとなしい、静かな音楽というよりも少し激しい、楽しい音楽向けなのはありますかね。

 

独断と偏見で選ぶこのイヤフォンでの1曲

ZST-X…Xから連想される曲…XJapanもいいんですが、ちょっとひとひねりして

ドンシャリが楽しいイヤフォンということで、Justiceのアルバム「Cross」(ここでX要素…)

より、個人的に好きなDVNOを推しておこうかなと思います!

このアルバムの D.A.N.C.E.のPVのオシャレさには当時度肝を抜かれた記憶がありますね。

筆者
でぃすこ

動画投稿開始:2019年2月 趣味:秋葉原探索

編集環境:Aviutl+YMM3